開かずの金庫ならぬ閉まらずの金庫

開かずの金庫ならぬ閉まらずの金庫があると友達が言っていましたが、おそらく「かんぬき」が出た状態なのだろう!くらいに思ってバカにしていたのです。ところがテンキー式金庫のようで、その場合暗証番号を忘れてしまうと金庫を開けることどころか、開いている金庫であっても暗証番号を忘れると「かんぬき」を引っ込めることすらできないようなのです。カギを差し込んで開けるタイプの金庫の場合には、「かんぬき」が出た状態ならば、カギを回して「かんぬき」を引っ込めることは可能ですが、テンキー式の金庫の場合にはテンキーで暗証番号を入力しないといけないようですね。まるで、お笑いタレントのタカアンドトシの漫才のネタに出てきそうな話ですが、世の中にはそんな間が抜けた人もいるものなのですね。振り込め詐欺のように狡猾な人がいるかと思いきやその一方では間が抜けたような人もいるし、人というのは千人十色ですね。

その他にも、金庫が閉まらないというケースの場合には、扉の隙間に異物が挟まっているとか、金庫内に引き出しがある場合には、引き出しが十分に納まっていないなどの原因も考えられるのかもしれませんが、そうしたケースもごく稀でしょうね。金庫のトラブルのほとんどが、金庫を開けることができないというトラブルになるのでしょうね。とくに、ダイヤル式の金庫はやっかいな面があります。私も昔ダイヤル式の金庫を使用する仕事をしていたことがあるのですが、ダイヤルを右に回したり左に回したりと金庫を開ける際に毎回そんなことをするのが面倒になったので、ある時そのダイヤルを開いた状態にして、カギだけで金庫の開け閉めをしていたことがありましたね。しかも、そんなルーズなことをしていたら、何らかの拍子にダイヤルが回ってしまい、金庫を開ける際にダイヤルも回さないと開けられないということがありました。おまけに、ダイヤルをどう回すのかも忘れてしまっていたのです。