結婚に関して昔から世間一般にありふれていた事柄として、「婿入り」や「嫁入り」というものがあります。これは、血縁関係には無い第三者が、結婚=入籍を経て配偶者の実家で暮らすようになることを指していますが、実際に自分の周辺でこれが起こると、まだ20歳そこそこの小娘としては少し戸惑う部分もあるのです。
今から3年前、私の6歳年上の兄が大学時代から交際中だった女性と入籍し、その方が我が家に「嫁入り」してきました。元々私はずっと以前に兄から彼女を紹介されて面識があったこともあり、彼らが結婚した当初はさして違和感を感じることもなく普通に接していました。
兄の妻となったその方も、最初は義理の両親たちに遠慮してかなり気を使っているのが分りましたし、私は「時間は少し掛かっても何とか家族としてまとまっていけそうだ」と思っていたのです。
ところが、兄たちの結婚から1年半が過ぎるころから少しずつ様子が変わり始めたのです。
何と、私にとって義理の姉に当たるこの人が、家の金庫のカギを持つようになり、それをきっかけとして、彼女の態度がだんだんと横柄なものに変化し始めました。どうも家の財産に関する書類が入っている金庫のカギを持たされたことで、彼女の中に「この家族のお金を握っているのは私だ」という妙な認識が生まれたらしく、最近ではあまり家事もしないようになってきたのです。
兄もこれには腹を立て、お嫁さんを諌めたのですが効果が無いようです。これはもしかしてですが、義理の姉の態度に改善が見られなければ離婚もありうるかもしれないと、私は感じています。
参照元:事例2:貴重品が入った金庫の開錠とカギを開けたい願望